ぼりログ

MENU

板前修行の為に給料が1/3になる転職をしたけど「失敗した」と全く思わない3つの理由

 f:id:boriesy:20160804185109j:image

こんにちは、板前の「ぼり」です!
 
ぼくは24歳の時に佐川急便を退職し、 現在の板前修業をはじめました。
 佐川急便を辞めるときのお給料と 料理人を始めた時の初任給を比べてみたんですけど、 ぴったり1/3でした。
 
安月給であることを噂で聞いていたので、ある程度は想像していたけど改めてびっくりしました。
 
 ちなみに時給にしたら406円。やっすぃ。
 
この激しい落差を含めても、今も後悔せずに「この道を選んでよかった」と思えている理由を書き起こします。

やりたい事を「決めた」

ぼくの夢は将来、料理を介して楽しい場を提供することですが、なにも昔から板前に憧れていた訳ではありません。
 
 佐川急便ではたらいていたとき、「ここにいる間に自分の生涯の職業を決める」というのは入社前から決めていて、その為の根性試しも兼ねて佐川急便にはいりました。
 
 仕事にも慣れ、配達先の小料理屋さんにお休みを使って食べに行くうちに「カウンターの向こう側の立場を味わってみたい」と思い、 店主さんにお願いしてお給料を頂かずにアルバイトをさせて貰ったんです。 
 
肌に合っている事を実感した上で目標として「板前」を選びました。
 
 頭で考えていた訳ではなかったので今となってよかったな〜と思う判断だったのですが
 この時にぼくは板前としての成功を「夢」と掲げたのです。
 
なんとなくではなく、考える→やってみる→やろう!と思って設定した「夢なので 、
 「昔からサッカー選手になるのが夢で!!」 という人よりむしろ現実味を帯びているという自信を持っています。
 

計画のある転職だった事

 いったんお給料が低くなる事も含めてちょっと長い目で見てみました。
 
 目先にあるお給料ではなく将来的に稼ぐ事を考えた時、 ぼくは若いうちにお金や役職ではなく「技術」を身につけて将来的に活躍するという 計画性を持って「板前」を選びました。これは夢とはちょっと違った「目標」です。
 
 自分の能力で佐川急便の看板を借りて会社員として頂いていた給料を超える事。
 それができた時に夢とは違う、この「目標」を達成したと実感できる。

やりがいを実感できる

佐川急便もお客様の元に気持ちのこもったプレゼントを、お客様に成り代わってお届けするという美学があり、個人宅へのサプライズプレゼントを配達する事もあります。
 
 その愛のこもった荷物を配達するのって結構嬉しかったりするんですよね。
 
 カウンターのお店の料理人というのは常にそれがあります。
 
 目の前にいるお客様に作る工程からお見せしながら期待を膨らませて頂いて、実食した時にそれをいい意味で裏切る予想を越えた味だった時の、お客さんの口から出る「おいしい」は本当に嬉しいんです。
 
ぼくは小さい頃、料理上手だった母を魔法使いだと思っていました。
 今も料理って魔法のようなものだと思っています。
 
 プロセスを見なければた、だの魚や野菜達が料理人の手によって全く別の美味しいものに変わるのですから。
 
はじめてお母さんが茶碗蒸しをつくってくれたときの衝撃はハンパなかったです。
たぶんお母さんの分も食べちゃったし、それでもあっちも喜んでくれてました。
 
自分が食べる分がなくなってもいいと思えるくらい「おいしい」のひとことは、何度いわれてもうれしいです。
 
料理人になった今だからこそわかる。これが「やりがい」です。
 

 まとめ

 ぼくが転職したことで後悔していない理由は本当にこの3つです。
 みなさん色んな理由で働かれていると思います。
 
 お金を稼ぐため、社会的に成功する為、家族のため、みんな素敵な理由だと思います。
 だけど毎日グチをこぼしながらイヤイヤ働いているんだったら残念です。
 
 だって人生のほとんどの時間、「働いている」んですから。
 
 それならやっぱり仕事には前傾姿勢で向かっていきたいとぼくは思います。
  1. やりたい事を決める事
  2. その仕事での「目標」を掲げる事
  3. 自分なりの「やりがい」を持つ事
この3つを大事にできればぼくは低賃金だろうが、肉体労働だろうが、長時間労働だろうが、楽しめると思います。
 
 逆に「残業代はきっちり貰いたいから」とか「こんなに働いているんだから!」
みたいに 借金とりみたいな気持ちで働いていると、仮にいくら高額な給料を頂いていても充実感は得られないと思います。
 
じぶんがやりたいことをしっかりと理解していれば、会社員でプライベートに時間を費やす為に働いているひとも、全てをかえりみないくらいの気持ちで仕事に取り組んでいるひとでも、きっと自分自身で納得いくんじゃないでしょうか!
 

以上、ぼりでした!

 

2017年6月追記

この記事は料亭在職中に書いたものですが、現在ぼくは都内の料亭を退職し、料理人がお店を持たなくても活動を続けていけることを体現する為、フリーの料理人として独立しました。